人工芝はDIYできる?
お庭やベランダを居心地のよい場所にしたいと人工芝を検討するなかで、一番の心配は施工方法が分からないことやDIYできるかではないでしょうか?
業者に依頼した場合は費用がかかるし、できるならDIYしたいですよね。
結論は、人工芝DIYはできます!ポイントさえおさえれば初心者の方でも挑戦しやすいです!
失敗せず施工するために、施工に必要な物や施工方法を事前に知っておきましょう。
必要な道具
基本はこれだけ!
金額の高い道具は必要なく、ホームセンターで販売しているものでOK。人工芝専用のものは当店でも販売しています。
また、メジャーやチョークは長さが測れたり印を付けたりができれば代用でもOKです。
手順1.下地処理
庭の下地処理は仕上がりを美しくするための重要な工程です。最初にこの作業をしっかり行うことで、人工芝施工のしやすさ、diyの出来栄えが大きく左右されますので丁寧に行いましょう。
1.雑草や石を取り除く
石や砂利、太い根っこがあると凸凹になってしまうため取り除きましょう。もし、石を完全に取り除けない場合は砂を入れて平らにしてもOKです。
また、根付いた天然芝は土との絡みが強いので、先のとがったスコップで芝生を切り込んで土を浮かせるように取り除いてください。
2.土を固めて平らにする
転圧機やトンボ・レーキなど専用の道具がなくても大丈夫!足でしっかり踏みつけて平らにすればOK!
狭い場所にはレンガを代用して押し付けてもOKです!
ここで平らにしておかないと人工芝が沈んだり凸凹になったりする可能性があります。凸凹は水たまりができる原因にもなります。
もし、お庭の水はけが悪い場合は砂を入れるなどして調整してください。
庭の水はけ具合は、雨が降った日に水たまりができるか、水たまりができても1時間ほどで引くかが目安になります。
手順2.防草シート設置
庭の下地処理が終わったら、次に人工芝専用の防草シートを貼ります。
diy後の庭が雑草で失敗しないためにも、この費用と手間が後々の雑草管理を無くす大事な工程です。
1.防草シートを広げる
下地処理をした土の上に防草シートを広げていきます。
防草シートだったら何でもいいという訳ではありません。防草シートは不織布(織り目のないシート)を選んでください。織り目の隙間から雑草が生えないためです。
さらに、防草シートの上に人工芝をのせた時に破れない人工芝専用の防草シートがおすすめです。価格の安さだけではない防草シート選びがポイントです。
2.防草シート固定
防草シート用固定ピンで防草シートの周囲を1mほどの間隔で固定します。人工芝をのせる時にズレない程度の固定で大丈夫です。
また、防草シートを並べる場合は継ぎ目から雑草が生えないために、防草シート同士を10cm以上重ねて固定してください。
手順3.人工芝設置
防草シートの施工が終われば、いよいよ人工芝の施工です。
ロールタイプの人工芝をたるみのないように防草シートの上に広げていきます。庭にはジョイントタイプの人工芝ではなく、継ぎ目が目立ちにくいロールタイプの人工芝がおすすめです。
※人工芝の製造工程で出る芝や糸が表面に付着している場合がありますので、目立つものは取り除いてください。
人工芝を何本か並べる場合は芝目(芝の葉が寝ている方向)が揃うように必ず同じ方向に広げてください。芝の流れが揃うので自然な仕上がりになります。
庭を眺める場所に芝の葉先が向くように施工すると色合いもより綺麗に見えます。
手順4.人工芝カット
人工芝を広げたら長さに合わせてカットします。
1.チョーク等でしるしを付ける
施工する場所の長さに合わせて裁断部分にしるしを付けます。
裏からカットするため、しるしは裏側に付けてください。
2.カッターまたは、はさみでカットする
芝を切らないようになるべく裏からカットします。
裁ちばさみはカットするときに芝を巻き込んでしまう可能性があるため、カッターがおすすめです。
なお、カッターは切れ味が大事!カッターの刃はこまめに取替えましょう!
手順5.ジョイント、固定
人工芝が重ならないか、間隔が開きすぎていないか、ジョイントラインが曲がっていないか確認します。
位置が決まったら人工芝用固定ピンで固定します。固定は人工芝の周囲と人工芝の継ぎ目を50cm間隔でピンを打ちます。
※幅2mの人工芝も同様です。
人工芝の周囲は列と平行になるように固定し、継ぎ目は2枚の人工芝をまたぐように固定します。
ピン打設後、ピンに巻き込んだ芝を出して馴染ませることでピンが目立たなくなります。
施工のポイントまとめ
ポイントをまとめると
・下地処理がなにより重要!
・後々の雑草管理をなくすために防草シートを貼る!
・人工芝は芝目が揃うように並べる!
・人工芝は裏からカット!カットにはカッターがおすすめ!
・人工芝専用固定ピンや両面テープを使ってしっかり固定!
以上、大変な作業ですが、DIYは楽しむことが重要です!
不安な方はプロまでご相談ください!
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